買い物帰りの車の中で、
娘がふと、こう言った。
「ママ、最近泣いてないね。」
いつもは夫も一緒に行くのだけど
今日は娘とふたりきり。
「そうだね、ママ少しずつ元気になってきてるよ。」
娘の声はなんだかはずんでいた。
「よかった。ママが元気だとうれしいよ。」
…その言葉に、胸が詰まる。
夫の不倫が発覚してから、私は何度も泣いた。
気づかれないように、隠れて泣いた日も、
子どもたちの前で感情が爆発してしまったこともある。
「子どもの前で泣くなんて、母親失格」
そう言われたら、それまでかもしれない。
だけど、あのときの私は本当にギリギリだった。
フラッシュバック、怒り、悲しみ、絶望、孤独。
心が壊れそうで、立っているのがやっとだった。
だけど壊れてしまうわけにはいかなかった。
子どもを守るために。
あの時、心の限界を超えた私がいた。
そんな精神状態に追い込んだ夫と、
無責任に踏み込んできた不倫相手。
彼らがやったこと。
それは、家庭を壊すだけじゃない。
子どもの心をも傷つけ、母親の命すら奪いかねない行為なのだと。
その責任は、軽くない。
その十字架を一生背負って生きてほしい。

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