本当の心の中は、自分にしかわからない。
「もう忘れなよ」
「前を向いて進もうよ」
そんなふうに励ましてくれる、優しい家族や友人がいる
私のことを思ってくれている。
感謝もしている。
私には私を大切にしてくれる人たちがいる。
でも、それでも…応えられないことがある。
「それ、いつまで言われるの？」
「まだ引きずってるの？」
そう言われるたび、私の中の何かが静かに崩れ落ちるのを感じる。
夫は位置情報を共有して、毎日まっすぐ家に帰ってくる。
その姿を見て「頑張ってくれてるんだな」と思うこともある。
我慢してるのも、努力してるのも知ってる。
でも、それだけじゃ…もう、元には戻れない。
私は、一生忘れられない傷を負った。
あの日、不倫という裏切りで、心を殺された。
これは、経験した人にしかわからない痛みだ。
前を向きたくても、どうしても向けない日がある。
怒りが込み上げて、気分が悪くて立ち上がれない日がある。
何気ない言葉で、胸が苦しくなる日がある。
夜中、悲しみに押しつぶされて、
涙が止まらず、息ができなくなる夜もある。
夫と不倫相手がやったことは、一生消えない罪。
「もう終わった話」なんかじゃない。
そして私は、その罪によって深く傷ついた被害者なんだ。
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